③更年期の腰痛について

③更年期の腰痛について

50代以降の更年期と呼ばれる世代に見られる腰痛は「生活リズムの再設計」が何よりも最優先です。骨格や筋肉を調整しても即効性こそありますが、戻りも非常に早いですので余り良い選択とは言えません。

それよりもまず「更年期に入ってからの新しい生活リズム」を組み立てましょう。

そもそも論:更年期は生理現象です

更年期の不定愁訴で悩まれる方が非常に多いのですが、更年期とは生理現象ですので「自然な出来事」です。閉経に伴って「からだの構造」がガラリと変わります。当然、ホルモンバランスも変わります。それは「崩れる」のではなく「新しいバランスに切り替わる」だけなのです。

これを「ホルモンバランスが崩れた」という表現で病気にしてしまうと厄介になります。いつまでも気持ちが晴れないからです。私個人の見解としては「第二次性徴」と同じ事だと考えてください。あの時も

  • 「無性にイライラする」
  • 「孤独感に悩む」
  • 「身体の変化に気持ちがついてこない」

といった戸惑いがあったと思います。10代の時は「からだの変化」が大き過ぎて「感覚の変化」まで意識が向いていないのですが、起こっている事は実は同じです。

「今までとは違う」を受け入れましょう

更年期障害と呼ばれる様々な症状が出てきますが、それは大きく分けて二つに分かれます。

  • 1.更年期の変化で生まれたもの
  • 2.更年期の変化で炙り出されたもの

発汗・ホットフラッシュなどは「1」に該当しますが、それは時間と共に落ち着いていきます。身体が新たなリズムに適応するまでの辛抱です。それとは別に「偏頭痛」「疲労」「眩暈」等の症状がいつまでも残っている場合は「2」の可能性が高いです。

更年期は長年の問題を炙り出す

「2」は元々潜在的にあった問題点が更年期を迎えるにあたって顔を出してきたというケースです。これは更年期障害の薬を服用しても改善しません。原因が別だからです。

更年期の腰痛はストレスが多い

私が見る限り、更年期の腰痛は「更年期障害の症状がいつ終わるかわからず、悩んでいる人」に多く見られます。更には「更年期で出てきた症状を受け入れていない」ケースが多いです。それはそのままストレスとなり、自律神経系に影響を及ぼします。

自律神経が更に乱れる

更年期特有の症状に悩む人は、常に交感神経優位の状態で過緊張となってしまいます。 ですので、更年期の腰痛を克服するには、まずは「症状を受け入れる」事から始めるのが良いでしょう。

もし、貴方が吹田、摂津市千里丘で腰痛にお困りでしたら、お気軽にご連絡下さい。自律神経系の腰痛は当院が得意とする症状の一つです。

身体の巡りを整えて、その腰の痛みを良い方向へと導いていきましょう。

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