腰痛って何だろう?

[最終更新日]2019/01/02

腰痛って何だろう?

今は国民病と言われるまでになった「腰痛」ですが、その「発生のプロセス」についてはあまり深く掘り下げられていません。その為か未だに「腰痛の85%は原因不明」とまで言われています。でも本当にそうなのでしょうか?当院はカイロプラクティック院として多くの腰痛患者様の腰を見てきましたが、結果から考える限りでは原因は結構明らかでした。そこで当院なりの腰痛論を紹介したいと思います。とりあえず言いたいことは「腰痛の85%は多分原因が明らかにできます」という事です。

その腰痛、本当に原因不明?

「腰痛の85%は未だに原因不明とされている」これは数年前に出版された有名な書籍のタイトルで登場した文言なのですが、2017年末の健康番組でもまだ同様の表現がされていました。「腰痛の決まり文句」として定着した様な感じですね(笑

まず最初に、これは恐らく整形外科というカテゴリーにおいての話だと思います。腰痛は基本的に関節の問題ではなく筋肉の問題なので関節運動学を専門とする整形外科の業界ではレントゲン画像を見て「関節に異常は無いんだけどなぁ。。。」となってしまうのだと思います。実際に私がヘルニアを起こした際もそうでした。2006年頃の医学ではMRI無しでヘルニアの診断が普通に出ていたのです。

とにもかくにも、関節・神経・筋肉の領域を専門とするカイロプラクティックにおいては腰痛の85%が原因不明というのは「そうかなぁ。。。」というのが本音です。

原因不明となるのはコミュニケーション不足

何故、腰痛の85%が原因不明となるのか。それは恐らく「コミュニケーション不足」が最大の原因だと思います。「診察~診断までが早すぎる」のです。

保険診療の世界は「患者さんの回転数」が重要となっており、私も実際に知って驚いたのですが予め1人の患者さんにかける時間が決まっているそうです。そしてその時間はわずか10分~15分程度とのこと。これでは「痛い場所」と「どんな時に痛みを感じるのか」という点くらいしか確認できません。圧倒的に時間が不足しているのです。

これでは「腰痛症状を確認する」までが精一杯で「原因を分析する」までは到底無理です。そんなわずかな時間で「原因を探れ」と言われたらカイロプラクティックの名医であっても不可能でしょう。過去の症例から似たケースを引っ張り出して対応するしかありません。

それなら「原因不明の腰痛」で溢れかえるのも納得です。

からだと患者さんに聞けばわかる腰痛

腰痛は「腰が痛い」という点においては皆一緒です。ですが

  • 「どうすれば痛くなるのか」
  • 「どの筋肉が弱っているのか」
  • 「最近、生活に変化があったのか」

といった個人的な部分になると途端に全く違ったものが見えてきます。ひとりひとり腰痛に至った過程が全く違うのです。ですので、腰痛を紐解く為には

  • 1.「患者様自身に心当たりや日常の事を聞く」
  • 2.「検査を通して”からだ”に直接聞く」

という二つの作業が必ず必要となります。この二つの情報を重ね合わせて初めて「その人自身の腰痛」がはっきりと浮き上がってくるのです。つまり「85%の腰痛は原因不明なのではなく、個人レベルの原因をそもそも探っていない」という問題が根っこに潜んでいる訳ですね。

腰痛は身体からのメッセージです

腰痛は発症した瞬間から「早く治さないと」と誰もが考えます。ですが、ちょっとだけ待ってください。腰痛とは「”からだ”からのメッセージ」です。「これ以上、今の生活を続けていくと本当に大変な事になるよ」というストップ信号だと思ってください。

多くの人が「一刻も早く元の生活に戻らなくては」と先を急ぐのですが、急いで復帰をした先で待っているのは「椎間板ヘルニア」であったり「脊柱管狭窄症」といった「さらに厄介な腰痛症状」です。多くの人はそこに至って初めて気付きます。「あの時、身体のメッセージに耳を傾けておけば良かった」と。

腰痛は「神経痛」といった「痛みの底なし沼」に足を突っ込まない様に止めてくれている状態ですので、一度自分自身と向き合うきっかけにして頂けたらなと思います。当院は「症状を取る」だけでなく「からだと向き合う」事の大切さをお伝えしています。

もし、あなたが摂津、吹田市千里丘で腰痛を何とかしたいと考えている場合はお気軽にご相談下さい。