坐骨神経痛について

[最終更新日]2018/08/01

まずは坐骨神経について

坐骨神経とは人間が持つ最も長くて太い神経です。お尻から足先まで裏側を走っています。

実は2本の神経からなる坐骨神経

ちなみに坐骨神経とは1本の神経ではなく「総腓骨神経」と「脛骨神経」がセットとなった二つで一つの神経です。

この二つの神経は膝裏で別々の道を進みます。

  1. 裏側、ふくらはぎへと走る「総腓骨神経」
  2. 表側、脛へと走る「脛骨神経」

こんな感じです。

たまに「脛が痺れるのに坐骨神経痛と言われた」と困惑される患者様がいますが、それもまた坐骨神経痛です。前脛骨筋腱炎という診断を出す場合もあるようなので「あれ?私は?」と困惑される方がいるようです。

とはいえ、大事なのは「診断名」ではなく「どの神経に沿って起こっているのか」という事ですので、余り気にしないでください。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛の原因は基本的に腰痛系統と同じです。内臓からくる坐骨神経痛は私は殆ど見たことがありません。

  • 筋肉のアンバランス
  • 運動不足
  • 水分不足
  • 寝不足
  • 肥満
  • 妊娠など
  • 腹部腫瘍(稀)

大抵の坐骨神経痛は上記のいずれかが原因です。少し肥満傾向にある患者様の坐骨神経痛であれば、減量が特効薬であることが殆どです。

成人後での初体験はかなり衝撃的

神経痛は症状が独特で、成人してから初めて経験する人が殆どですので「とても不安になる」事が多いですが、これは「知識不足」と「経験不足」が原因です。

坐骨神経痛はそこまで心配する様なものではありませんので、どっしりと構えて、自分にあてはまる原因を絞り込んでください。

ヘルニアや脊柱管狭窄といった明確な状況が起こっていない場合は、生活習慣の改善だけで大幅な変化を生み出すことができるはずです。

坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛の症状は以下の通りです。

  1. お尻からふくらはぎにかけての痛みやビリビリ
  2. 足がどんよりと鈍い感覚になる
  3. 足首や膝を動かすとだるい、痛みがくる

基本的に「坐骨神経」に沿った範囲に出てくるので非常にわかりやすいです。またヘルニアや脊柱管狭窄でも生じる事が多い神経痛です。

ここに痛みや痺れが出てきた場合は「坐骨神経がおかしなことになっている」と判断をして間違いないでしょう。

ただし、大切なのは「何が坐骨神経に悪さをしているか」です。

坐骨神経痛の解決策

病院の場合は坐骨神経痛だけの診断はおりません。必ず「椎間板ヘルニア」か「脊柱管狭窄」が診断名として出ているはずです。

そしてその対処法として出されるのは主に二つです。

  • 「血液サラサラ薬」「血管拡張剤」
  • 「手術」

診断数が劇的に増えている脊柱管狭窄などは「血液サラサラ薬」が大活躍しています。実際にそれで痛みが嘘の様になくなったという患者様は多く、特に中高年の女性に多いです。

これは血小板の働きを抑えて血液の粘度を下げてくれる薬なので、狭くなった血管に血液が流れやすくしてくれているのでしょう。そう考えると痛みの原因は「血流障害」だったという事もいえます。

疼痛対策としては優秀だが、、

この血液サラサラ薬は実は私の母親も処方されていました。実際に痛みも嘘のように取れて「楽に動けるわー」と大喜びでした。

ですが、「これが無いと動けない」と痛くなったら薬を飲むというループ生活が始まっていました。「薬を飲めば楽になるから」と基本的な生活習慣を見直さずに生活を維持したのです。

結果的に今度は膝を痛めました。

そして、痛めた後に「あの時、あなたの言うとおりに生活を変えておけば良かった」とぼやいていました。完全に後の祭りです

でも、こんな事が日本の至る所で起こっています。

血液サラサラ薬は疼痛対策としては非常に優秀ですが、あくまで「対処療法」です。ですので、それに頼る生活に入るとたちまち「他の部位」に対して影響が出てしまいます。

これは薬のせいではなく「薬前提で生活を組み立てる患者側」に問題があるのですが、病院側ではそこまでの対応をしてくれません。あくまで「薬の処方」までです。私はこれが解決策だとはとても思えないのです。

当院の坐骨神経痛の解決策

当院における坐骨神経痛の解決策はとてもシンプルです。何も特別なことはいりません。全身調整で対応します。

  1. 筋肉・関節のアンバランスを整える
  2. 血液・リンパなどの巡りを整える
  3. 栄養・睡眠・運動などの生活習慣に変化を加える

この3つの対応で坐骨神経痛は十分です。しっかり取り組めばで大きな変化が生まれます。

坐骨神経痛は「坐骨神経に対して悪さをする要因」を取り除けば起こる事はありません。そして坐骨神経に悪さをする要因とは、現代社会においてはかなり限定的です。

  • 偏った運動習慣
  • 偏った栄養
  • 偏った生活習慣

とにかく全般的に「偏り」が目立ちます。それでは「身体のごく一部」だけを使った生活になり、「使わない部分」と「使いすぎる部分」の両極端が生まれます。

その結果、使いすぎている部分が近くを走る坐骨神経に悪さをしてしまうのです。

からだのバランスを戻してあげる

坐骨神経痛を引き起こす「からだ」はバランスがかなり崩れています。

  • 筋肉のバランス
  • 神経のバランス
  • 重心のバランス

それぞれのバランスが崩れており、それがまた複雑に絡まりあって坐骨神経痛という結果に結びついています。

ですので、それぞれのバランスを「本来の形」へと整えてあげる事によって「坐骨神経への影響」をほどいていくのです。

結局、それは当院が全身調整で行っている「重心の再セットアップ」に他なりません。

特別な施術など必要ないのです。ただ「本来の形」へと戻してあげる事が結局は最善策となるのです。

次は「腰椎すべり症

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