【過去記事】産後骨盤の問題は「歪み」ではなく「固定」

ママは大きな勘違いをさせられている

産後の骨盤矯正でママが陥っている「最も大きな誤解」。

「骨盤が歪むと良くない」

間違えではないですが、ちょっと惜しい。

骨盤が歪む時、必ず起きるのは「固定」です。正確には「仙腸関節」が固定を起こします。それも左右非対称に。

仙腸関節が固定するから
骨盤が歪む

これが「骨盤の歪み」です。

「固定が歪みを引き起す」

これだけは覚えておいてください。

だがしかし、産後の仙腸関節は良く動く

さあ、ここからが本題です。

産前産後は、皆大好きリラキシンホルモンによって関節が動きやすくなります。

なので、骨盤は「固定」の正反対である「弛緩」に入っています。

早い話が良く動く

この場合、弛緩に左右差が「動きの歪み」を生じる事はありますが、それが大きな症状を起こす事はまずありません

症状を引き起こすのは「歪み」ではなく「固定」だからです。

「産後の骨盤に固定は無い」

つまりは「全然深刻な状況ではない」ということです。

骨盤が悪者にされ過ぎ

産前・産後の症状が何でもかんでも「骨盤の歪みが原因」とされていますが、あれは大きな間違いです。

産後のママの骨盤を3人触ればすぐに気付きます。

産後の骨盤はやたら元気

産後のママが苦しむ「腰痛」「尿漏れ」「膝痛」等は部分的な問題ではなく、もっと全体的なものです。

骨盤を調整しても変化は出ますが、身体が求めているのはもっと全体的な対応だと知っておいてください。

さぁ、ママの骨盤はどれだろう?

骨盤の状態は大きく4タイプに分類されます。

  1. 固定[有] 歪み[有]
    :症状がある一般的な骨盤
  2. 固定[有] 歪み[無]
    :症状があるが殆ど見掛けない骨盤
  3. 固定[無] 歪み [有]
    産後の骨盤に多い
    :「動きの歪み」
  4. 固定[無] 歪み[無]
    :全く症状が無い健康な骨盤

検査で簡単にわかりますので産後の骨盤矯正を受けた際には聞いてみましょう。自分の骨盤はどのタイプなのか。