腓腹筋を犠牲にして学んだ事

前回の記事:「ストレッチは大事」で下腿三頭筋を痛めたことを書きましたが、

更に実験は継続中で、翌日は歩いてみました。

  1. ストレッチ
  2. 温める
  3. 冷やす
  4. 運動させる

どれが正解に最も近いのかを確かめたかったからです。

スポーツ外傷の応急処置といえばRICE処置が有名です。で、スポーツ外傷とは骨折や打撲などのわかりやすいものを除けば「筋挫傷」が最も多くてついで「靭帯断裂や肉離れ」などかなと。

「出血や腫脹、疼痛を防ぐ」という目的では確かなRICE処置ですが、個人的には「回復促進」には余り・・・という感想がありまして。

それはいつかまた改めるとして、今回は色々試しました。

温める

僕が一番好むのはこれ。痛みが強くなる、腫脹が長引く等色んな意見がありますが回復促進としてはこれが一番じゃないかと思っています。出血が酷くなったらどうするという意見もありますが、そんな出血なら見てわかります。

実際、今回も効果てきめんはこれでした。

冷やす

RICE処置で有名なこれ。疼痛調整や出血・腫脹予防には良いと思います。が、痛みは楽になるし腫脹もマシになるけど感覚無くなるので運動性が最悪に。チェーンが途切れるから他の部位への影響が大きい。

疼痛緩和、出血防止=意図的な血流障害、腫脹の防止、などわかりやすい効果はありますが、個人的には「わかりやすい対処療法」だなぁという実感。

運動させる

これは取り組みが早かった。

最近は術後はなるはやでリハビリを!なんて言いますが、それは「問題のない部分の廃用性委縮を防ぐ事」が目的だと思います。痛めているところが足を引っ張るのでまともな運動動作が実現しない。

「あ、これはアカンやつや」とすぐに感じました。取り残される感が薄れるのはいいかもしれませんが、自己満足かな。

ストレッチ

これは大事。

安静時、運動不足が伴うので運動範囲が狭く廃用性委縮が起こりやすい。それを防ぐ為にも、またチェーンの途切れたカラダは不自然なバランスなのでその帳尻合わせにも効果的で負担が少ない。

ストレッチ後は抑え込まれた下肢も随分と伸び伸びとしてくれて楽だった。

自分自身が臨床の対象となるのはとても勉強になります。