子供の視力・近視傾向のお話

視力・近視のお話し

今の時代、子供の視力の問題が出てき始めました。それも「近視」の話ばかりです。これは時代の流れとして間違いなく増加傾向に向かっていますし、実際にそうなっています。社会が虫歯を克服しつつあると思ったら今度は「視力」の問題です。

そして、1つだけ確かな事は小さなお子さんの目を守ってあげれるのがママ・パパだけだという事です。

環境が近視を助長させている状況です

昔は子供の視力を悪くさせるものは

  • 「暗い所で本を読む」
  • 「字の小さな本を読む」
  • 「TVゲーム」

という3大近視要素がありました。今はもう要因がありすぎて「これが問題だ!」と絞り込むのは不可能です。それくらい近視を呼び込む要素が日常生活に溢れています。

近視は近く、遠視は遠くに焦点を合わせっぱなしで起こります

ざっくりとした「近視」と「遠視」の説明をしておきます。

  • 近視:近くのものにピントを当てるのが得意、遠くが苦手に
  • 遠視:遠くのものにピントを当てるのが得意、近くが苦手に

基本的に近視は「目の前のものばかりにピントを合わせ過ぎて、遠近の調整が苦手になっている状態」という事です。

視力は本当に一生物の財産です

歯と同じく余り大切にされていない「目」ですが、生活の中では歯に負けず劣らず日常的に使われている大切な器官です。

視力は基本的に「不可逆」だと考えてください

これはざっくりな話になるのですが、基本的に視力は劇的な回復は見られません。5落ち込んだものが1~2程度の浮上をする事はあっても、それ以上に回復するというケースはまず無いでしょう。「目」と「歯」は基本的には「使いきりの消耗品」だと考えてください。※だから劇的に変化を起こすレーシックが注目されたのです。

扱い方は「歯」と同じ。大切に使い続ける事です

「目」の扱いは「歯」と同じだと考えてください。大事に使えば一生ものです。ですが乱暴に使えば早い段階で「白内障」や「緑内障」や「網膜系」のトラブルや「血管系」の問題など様々な問題が出てきます。 目は歯以上に酷使される部分です。しかも今の時代は昔と違って「目に負担」となる環境が余りに増えすぎています。ですので「歯のケア」だけでなく「目のケア」もしっかり覚えて取り組む様にしましょう。

子供の視力を壊していくもの

子供の視力を壊していくものは枚挙に暇がありません。ですがその本質的な部分は共通しています。

  • ポイント1:姿勢と視線を固定する
  • ポイント2:流れる情報量が余りに多過ぎる

この二点です。「モノが何か」は実はそんな大きな問題ではありません。流れ込む情報量と変わらない姿勢と視線によって瞬きは驚くほどに減少します。瞬きとは目の潤いを保つための大切な生理現象です。それを失ってしまう事で目はドンドン疲労を溜め込んでいきます。

その1:スマホ・タブレット

今の時代、近視製造の代表選手はこれです。小学生からスマホ。自宅ではタブレット。気軽にネットワークに接する時代なので避けては通れない事かもしれませんが、これは子供の近視と猫背を助長します

小学生が肩こり、首がこるといった症状を自覚しているのはスマホやタブレットを長時間見ている事による場合が多いです。長時間の使用によって前方やや下方に首と眼が固定されてしまい、血流障害が起こってしまいます。

更には指先で操作する為に常に軽く手首が内閉じ(内反)している事も問題です。この固定された姿勢により腕も小さな負担を積み重ねています。だから肩が辛くなり、ランドセルを背負うのも辛くなる・痛くなるのです。

あれはランドセルが重たい・小さいからではありません。巻き肩によって肩が前方へ突き出し、バックルに不自然な接触をするからです。そこに血流障害が重なり肩が重たくなります。

※ランドセルは正常な姿勢の子供が背負う事を前提に開発されています。不自然な姿勢の子供が背負うと「引っ掛かり」等を感じてしまう事が多いです。

その2:携帯ゲーム機

私の時代はゲームボーイ、少し前はソニーのPSP等が有名でしたが、今は任天堂3DSや任天堂スイッチなどが携帯ゲーム機として普及をしています。高精細の画像はそれだけで目に負担になりますし、3DSなどは上下2分割の画面でピント調節以外にも忙しい眼球移動を要求してきます。これは子供の目にはかなり高負荷となります。

  • 多過ぎる情報量は目と脳に負担を与える
  • 視線の小刻みな移動は眼の筋肉に大きな負担を掛ける

その3:ICT教育

実は個人的にとても心配なのが「ICT教育」です。今、学校ではスマホを使わない様にとルールを決めているところもあるようですが、ICT教育は生徒1人1人にタブレットを配布して行う授業が増えています。

今まで学内ではデジタル機器との距離が取れていたのですが、これからはデジタル機器を見ながらの授業が増えていくとなると余計に子供の近視傾向は助長されるはずです。

そこは国も色々と考えているようで資料がネット上には散見されます。

【解決策】

デジタル機器を日常から遠ざけるしかない

今までは「学校内はアナログ環境」という形で目が休養できる状況にありました。ですが、これからは「学校内でもデジタル機器」が主役となる時代になっています。それはもう「困ります」といって避けられるものではありません。国がそう決めてしまっているからです。そうなると「学外の生活で如何にデジタル機器と距離を取るか」が重要になってきます。

保護者が如何にアナログになれるかがカギです

子供は基本的に親と同じことをしたがりますので、ママ・パパがスマホやタブレットを子供の前で使っていると子供も欲しがりますし、使いたがります。ですので、如何に子供の前ではアナログな生活を送るかが鍵となります。

ここで「大人になってからね」「大人はいいの」という説明になると、子供は我慢はしますが納得はしません。そうなると使用許可が下りた途端に依存してしまう可能性が高くなります。

遠くを見る、緑を見るよりもデジタルを削りましょう

昔ながらの「遠くを見る」「緑を見る」といった視力低下対策もありますが、そういった「プラス(付け加える)」の事に取り組むよりも、真っ先に過剰なデジタル生活を「マイナス(減らす)」にする事が大切です。

遠くを見る事で遠近のピント能力を維持する事よりも、スマホやタブレットで近視状態に常に緊張している目を解放してあげましょう。デジタルに触れる時間を削る方が目には圧倒的に優しい取り組みとなります。