四十肩・五十肩について

[最終更新日]2018/08/01

四十肩・五十肩について

  • 肩が上がらない
  • 夜、寝てると痛い
  • 肩が引っかかる

こういった症状が特徴的だった四十肩・五十肩ですが、最近は「変形性肩関節症」等の肩特有の診断名が出てきましたので「診断がつかない肩の痛み」に対して使われる様になってきました。

四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩と言われる肩の特徴は以下の通りです。

  1. 肩に痛みが走る
  2. 夜間寝てると痛みが走る、眠れない
  3. でも、肩関節には異常が見られない

これが四十肩・五十肩となります。

石灰沈着や骨棘の形成が見られたら「変形性肩関節症」となりますし、炎症が見られるなら肩関節周囲炎などの診断がおります。それらのどれにもあてはまらないのに、痛みはしっかり出ている。それが今の時代の四十肩・五十肩です。

四十肩・五十肩の症状

繰り返しになりますが、四十肩・五十肩の症状は以下の通りです。

  • 肩が上がらない
  • 夜、寝てると痛い
  • 肩が引っかかる

とにかく肩の運動制限強い痛みがセットになっているのが特徴です。ちなみに肩の痛みは90度あたりから起こります。

それ以前の角度で運動制限と痛みが起こっている場合は「棘上筋断裂」などの可能性が出てきます。それはもう四十肩・五十肩ではありません。

  • 90度までは元気に上がる。
  • それ以上は途端に上がらず痛みが走る。

基本的にそれが四十肩・五十肩だと考えてください。

四十肩・五十肩の原因

四十肩・五十肩の原因は医学的にもまだ解明されていません。その為に「診断がつかない肩の痛みと運動制限」に夜間痛がセットになった場合に四十肩・五十肩といった診断が出ている様です。

当院の場合は基本的に「上肢の運動障害」として捉えています。

肩で腕を振り回している為に肩関節に大きすぎる負担が掛かっている状態と仮定しているのです。ですので、状況としては腱板損傷に近い関節だと判断をしています。

四十肩への対処[自宅]

四十肩・五十肩への自宅での対処法ですが、余りおすすめしません。少なくとも病院で「骨棘・石灰沈着」の有無と程度を確認してからにしてください。

と言いますのも、男性で特に多いのが「自分で何とかしようとしたけど、悪化したので慌てて来た」というものです。こうなると長期化してしまいます。

「固まる前に動かした方がいい」

こんなアドバイスを病院でも受けるそうですが、それは「正しい上肢の運動」を取り戻した後の話です。「肩関節だけで腕を動かしている」状態だと肩関節に負担が集中する為、無理に動かせば動かすほどに「骨棘形成」「石灰化」を促進させてしまいます。

つまり「動かすほどに固まっていく」のです。

肩こりと違って判断が難しいですので、四十肩・五十肩の自宅での対策は余りおすすめしません。特に「アイロン体操」等は頑張りすぎて肩を悪化させるケースが多いです。

唯一勧めるのはストレッチポール

四十肩・五十肩の患者様に自宅での対策として唯一紹介しているのが「ストレッチポール」です。

これは肩関節を動かすのではなく肩甲骨を引き剥がす事で上肢の運動性を回復させます。一般的な四十肩・五十肩対策の様に直接肩関節に働きかけるものではないので安心して取り組めます。

しかもまき肩・猫背へのストレッチ効果も期待できますので、家族全員で共有できる点もおススメです。

四十肩への対処[当院]

当院で行う四十肩・五十肩への対処法は「全身調整」です。四十肩・五十肩専用のメニューがある訳ではありません。

  • 筋肉のバランスを整える
  • 神経のバランスを整える
  • キネティックチェーンを回復させる

これによって腕(上肢)の運動を正常化させます。

肩関節だけで動かしていた腕を「指先‐ひじ関節‐肩関節‐肩甲骨(鎖骨)‐背骨」までの本来の運動体として取り戻します。つまり「腕」ではなく「上肢」全体としての動きを取り戻すのです。

上肢が正常な運動機能を取り戻せば四十肩・五十肩の症状にも変化が生まれます。まだ何かが残っている場合には頸椎や骨盤といった「影響を及ぼす部位」のバランス調整を行い、微調整をしていきます。

ですので、「四十肩・五十肩だから肩を何とかする」という発想ではなく「肩を含めた身体の調整を行う」のが当院の四十肩・五十肩への施術です。

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