子供のシャカシャカ走りとドスドス走り

[最終更新日]2018/04/29

運動神経・能力の向上は結果が伴わない場合もあります

運動神経・能力の向上はそれがそのまま結果に伴わない事もあります。その傾向は子供の年齢が小さい程に高くなり、未就学~小学校低学年までが特に顕著です。

  • 1.促通した神経が筋肉を振り回す
  • 2.筋肉が神経についていけない
  • 3.力強いが動きそのものが大きい

子供の成長は筋肉より神経の方が圧倒的に早いです。ですので神経促通はどんどん進むのですが、神経が指示を出す筋肉の方がついてこれなくなります。

その傾向が良く見て取れるのは「走り方」です。

  • 1.大きく手足を振ってドスドス走る【遅い】
  • 2.細かく手を振ってシャカシャカ走る【速い】

保育園・幼稚園・小学校低学年までの運動会などで見られる子供の走り方は主にこの二つに大別されます。結果としては「2」のシャカシャカ走りの方が速いので、多くのママ・パパ・子供達は「足が速い=運動神経が良い」という見方をする事が多いです。

それ、逆です

運動神経がしっかり発達しており、将来性があるのは「1」のドスドス走りになります。ここで負けたからと「シャカシャカ走り」に無理に切り替えない限りは3~4年後には物凄い走者になる可能性が秘められています。

一方のシャカシャカ走りは小学校低学年あたりで周囲に段々と差を縮められ、追い抜かれた後も伸びない自分に悩むリスクを抱えています。将来性が薄い「目の前の速さ」を優先した走り方なのです。

ドスドス走りの正体

  • 1.多くの筋肉が運動に参加している
  • 2.筋肉の運動範囲が広い
  • 3.神経の要求に筋肉が応えきれていない
  • 4.意識と運動に大きなギャップが生まれている
  • 5.神経が筋肉を鍛えている途上にある
  • 6.そのまま筋肉の成長を待つと大化けする可能性が高い

ドスドス走りは「今」ではなく「先」を見据えた「身体の使い方」となっています。実際に走っている子供は「イメージ通りにスピードが乗らない」というもどかしさを感じているケースが多いです。

シャカシャカ走りの正体

  • 1.運動に参加する筋肉が少ない
  • 2.筋肉の運動範囲が狭い
  • 3.神経の要求に応えられる範囲の筋肉が稼働している
  • 4.意識と運動が一致する範囲の動作
  • 5.神経が筋肉を使いこなしている状態
  • 6.早熟で小さくまとまってしまう可能性が高い

シャカシャカ走りは「今」出せる最大のポテンシャルを発揮する「身体の使い方」となっています。実際に走っている子供は「手を振る程に速くなる」と感じてるケースが多いです。

当院はドスドス走りを褒めるスタイルです

運動会で一等賞を得るには、小さい間はシャカシャカ走りの方が基本的には速い事が多いですが、私は「ドスドス走り」を子供がしていたら「OK!いい走りだ!」と認めてあげる方針です。

シャカシャカ走りの子供には「ドスドス走り」に移行するような指導をしていきます。走り方を指導するのではなく「からだの使い方」を通して「ドスドス走り」になるように導きます。

目の前の成果も大事だが、将来の土台を整えてあげたい

子供達はどうしても「目の前の勝ち負け」に拘ってしまう事が多いです。その結果生まれたのが「瞬足」等の「底上げ型」の靴でしょう。

時代が瞬足を生んだ

私の時代は「道具に頼っては意味がない」といった時代でしたが、今は「道具(テクノロジー)に頼ってでも勝ちたい」と考える人が増えてきています。まるで「課金で勝利をつかむ」様な状況です。

自分自身を最高の武器に育てよう

私はそんな子供達にもっと「自分の可能性を知ってもらいたい」と思っています。道具に頼らなくても最初から武器は揃っているのです。ですので、当院では1人でも多くの子供が「自分に目覚める」事ができるように取り組んでいます。

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